第16回日本女性骨盤底医学会

7.12-13に弘前で開かれた女性骨盤底学会に参加しました。若松病院から2つの演題を発表しました。

1.腹腔鏡による骨盤臓器脱に対するnon-mesh手術:西村和朗先生

  メッシュ使用が制限される現在、メッシュを使用しない従来法を腹腔鏡でより確実・安全に行う我々の術式はひそかに注目されています。様々な意見がありましたが、誰からも支持される術式に洗練させようと思います。

2.腹腔鏡下子宮腟上部切断術・仙骨腟固定術後に子宮体癌が発覚した1例:遠山篤史先生

  今はやりの術式LSCですが、後から体癌が分かると結構大変なので、術前のスクリーニングが重要です。

 

 また懇親会のあと、シカゴより講演のため来日したDr.Roger P.Goldbergと会食の機会をいただきました。隣に陣取って色々な話をしましたが、なんと私がニューヨークコロンビア大学に留学していたときのボスDr.Emmet Hirschと同じ病院の同僚であることが分かり、盛り上がりました。アメリカでは経腟メッシュ手術はほとんど行われていないと思っていましたが、彼の病院では約50%に行われているとのことでした。Upholdは日本にも導入されるのでしょうか?

 

 さらに本学会の理事会で、私が幹事に推挙され、2016年度の本学会を産業医科大学 蜂須賀教授の会長で小倉において開催することが決まりました。